2014/01/13

TI-99/4Aを入手したのでやってみたこと

海外オールドPCであまり語られることのない、(恐らく)不人気なTI-99/4Aが欲しくて、ビデオケーブルとジョイスティック無しのものを入手してみました。

TI-99/4Aはいくつかのバリエーションがあるようだけど、入手したのはオーソドックスなシルバーのもの・・・って、写真ではわからなかったけど塗装じゃなくて、アルミが被せてあったんだな。
入手したものは隅のほうに何か物をぶつけた痕があるが、気にしない、気にしない。
前のオーナーさんは箱に入れて保管してくれていた様子で、汚れも殆ど無い状態だから水洗いはしない。錆びそうだしね。
それよりも僕、豪雪地帯に住んでいるので、ボディーが冷たくてかなわないです。

とりあえず通電確認して、コンポジットビデオケーブルの製作に入ったが、ここからがドハマり。
事前にTI-99/4Aに関する資料を扱っている海外サイトを見つけてはいたが、そこにあったサービスマニュアルの回路図が実機と違っていたみたい。

回路の細部が異なるくらいなら、基板のバージョン違いなんだと思うが、ピンアサインが違うということはどういうことなのか?

とりあえず、他のサイトにあったピンアサインを参考にして正常動作することを確認。
ぴゅう太の兄弟機(?)だけあって、タイトル画面もそれっぽい。
コントローラー回路は、ぴゅう太とは異なるようなので、MSXのコントローラーを両方に使えるような変換器を作った。
これもサービスマニュアルのピンアサインと違ってたんだよな・・・。
ちなみに、ぴゅう太は2ボタン、TI-99/4Aは1ボタンなので、TI-99/4AのみATARIやマスターシステムのコントローラーも使える。
メガドライブは、両方とも本体からの5V供給が無いので使用不可。

作った回路はこんなもの。検図はしていません・・・。
ゲームで遊んでみた感想としては、サウンドは性能が乏しいので少しさみしいが、コントローラーのレスポンスが非常に良くて満足。
ドンキーコングは50m面も入っていたり、ポパイはビンを投げるババアがいたりと、80年代初頭のアーケード移植作品が遊べる機種としては、良い機種ではないかと思う。
もしも、ぴゅう太がTI-99/4Aの日本版として売りだされていたら、違ったゲームの歴史が生まれていたかもね。

さすがにファミコンと比べてしまうと、移植度を取るかサウンド・グラフィック性能を取るか非常に悩ましいが、ゲームを遊んでみた個人的な感想としては、ファミコン≧TI-99/4A>コレコビジョンのように感じた。
まあ、ドンキーコング辺りの古いゲームについてはだけど・・・ファミコンはやっぱりバケモンだわ。

今後の予定としては、
  1. 電源アダプターのコレコビジョンとの共用化
    コネクタ形状はコレコビジョンと同一だが、TI-99/4Aのアダプターは入力AC120V,出力AC18VとAC8.5Vとなっていて、本体内でDC12VとDC±5Vに変換している。
    アダプター自体は両方ともバカくて気に入らないが、TI-99/4A本体内の電源回路基板がやけに薄っぺらで心もとない。
    何かあった時にトランス探すよりも、直流電源装置の方が入手性も良いし、電源基板は撤去すべきか。
  2. コンポーネント出力化
    TMS9918を使ったゲーム機のTMS9928化を再開してみたが、ものになりそうな手応え。
    メイン基板を確認してみたところPAL版と共通基板のようで、TMS9918はソケット化してあり、その脇にクロック生成回路と思われる空きパターンもあった。
    SC-3000と同じ方法で大丈夫そう。
    ※TMS9928に置き換えてコンポーネントビデオ出力化してみたが、この空きバターンはクロック用ではなかった。
 前のオーナーさんありがとう!大切にします!!


(追記)
MSXのコントローラー変換回路のPLAYER1,2が逆かもしれないので要調査。
TI-99/4AのフロッガーがPLAYER2側でないと無いと遊べなかった。

(追記というか駄メモ)
ツイッターのフォロワーさんから、「TIのコントローラーがぴゅう太に使えるか気になりますね。」というコメントをもらい面白そうだから調べてみたが、変換コネクタ作ればぴゅう太とTIのコントローラーを相互に使うことは出来る…けど、TIのコントローラー1ボタンだった。

と言うか、新たに調査してみたけれど、この記事書いた時に調べてあったんだよな。
回路図の右半分が変換コネクタ相当になります。
有用な人はいないでしょうが…。

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