2016/07/20

2600RGBに関するメモ

ATARI2600をRGB出力化する拡張ボード『2600RGB』を三月兎さんで購入したので、気になったこと・調べたことのメモ書き。

(以下メモ)


6スイッチ版ATARI2600への取り付けについて

 公式の作例ではPAL仕様のATARI2600へ取り付けしていたが、NTSC仕様への取り付け例がgoogleで検索してみても見つからなかったので写真を貼っておきます。

TIAチップ左の発振器と隙間ゼロなのですが仕様のようです…。
 ちなみにパスコンはキットに付属のものに交換が必要でした。

ATARI2800への取り付けについて(確認のみ)

ATARI2800への取り付けは基本的に公式の4スイッチ版と同じ方法で良いが、パスコンは交換するとして、発振器、可変コイル、トランジスタが干渉しそうです。

もしかしたらシールドも干渉して復旧できないかもしれないです。

コレコジェミニへの取り付けについて

2600RGBを購入した一番の理由は、互換機であるコレコジェミニへも取り付けが可能か否かだったが、結果としては正常に動作することを確認しました。

ジェミニ(またはコレコビジョンの拡張モジュール)のTIA互換チップのピンアサイン情報は、以前にジェミニをSビデオ出力化改造した時に海外の人が調べたものと、自分が調べたものとで差異があったが、結果としては下図が正しいようです。

(注意)
いくつかATARI2600の回路図を参照しましたが信号名が統一されていないようなので、比較としてTIAチップも併記します。

コレコの互換チップはNTSC仕様の『COLECO 73192』と印刷があるもので確認しましたが、別仕様のものがあるかもしれません。
また、8番ピンの『/BLK』は所有しているジェミニでは不使用となっていたので、プルアップが必要でした。(3.3kΩを使用)

その他2600RGBに関する雑多な情報 

  1.  正規の方法で2600RGBを取り付けする分には全く関係無い情報だが、TIAチップとUEWなどで直接配線することも可能。
    その場合に必要となる信号は、2600RGBのTIAを載せる部分に印刷があるものだけで良いが、RDY信号が印刷もれしていた。

    RDY信号もD1~D3と同様に、既存のデータバスとTIAの中間に2600RGBを割り込ませるようにしなければならず、単純に並列接続するだけではダメ。(見れば判ると思うが)

    また、印刷ミスでD6がD8となっている様子。細かい文字が見えない年齢なので自信は無いが…。

  2. コンポジットビデオ・Sビデオも出力可能だが、TIAチップで生成されるカラー信号は使用せず、RGB信号からBH7236AFを通して生成される様子。

    したがって、コンポジットビデオ・Sビデオ出力でもネット検索すると見つかるトランジスタなどを用いたビデオ出力化改造よりも良い映像が得られるかもしれません。
    (面倒なので比較はしませんが。)

  3. CSYNCはTIAチップで生成されたものを使用するため、モニターによって同期が取れないもの(自分の環境ではロックンロープのタイトルなど)は改善しない。

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