結果から言うと、無理にテープイメージに変換しないで、wav形式のままで良いと思う。
(以下メモ)
イメージ形式について
Sord m5のエミュレータは知っている限りではEmu5とMAME(MESS)があるが、この2つで使用するテープイメージは異なるようだ。Emu5はMAME形式のCASファイルを読み込めるが、保存時のCASファイルは独自のもの。
MAMEはEmu5形式のCASファイル読み込み不可。
WAVファイルならばEmu5とMAMEどちらでも読み書き可能。
イメージの作成について
m5wav2casというツールがあり、データレコーダーから録音したWAVファイルをコンバートすればMAME形式のテープイメージを作成できるようだが、これがドハマり。WAVファイルの状態ではEmu5で正常にロードして実行が可能だが、m5wav2casでイメージ化しようとすると100%失敗する。
m5はメモリの小ささからかベーマガなどのプログラムでは、キャラクタ定義とメインプログラムが別れていて順番にロード・実行する必要があるものが多いが、市販のテープソフトも同様に、まずローダープログラムを実行することで、順次キャラ定義、メインプログラムをロード・実行するような構造になっている。
m5wav2casでコンバートすると、先頭のローダー部分は問題なくコンバートできるが、以降のプログラムで100%失敗してしまう様子で、パラメータを調整してみても改善せず。
この原因として、市販のテープソフトではローダー以外のプログラムにはファイル名が無い(スペースになっている)と考えたが、WAVファイルをプログラム毎に分割してコンバートした場合は正常にコンバートできた。
もう一つの原因として、市販のテープソフトでもプログラム間にデッキの操作音が入ってしまっていることにより、誤データとして認識されてしまうと考えたが、波形編集ソフトでこの部分を切り取りしたり、無音部分をコピーペーストしてみたが改善せず。
結局のところ、WAVファイルをプログラム毎に分割し、個別にコンバートした後に合成するのが一番手っ取り早いようだ。
この場合、ローダー以外のプログラムのCASファイルから先頭16バイトをバイナリエディタで削除する必要がある。
とりあえずこれでテープイメージは作成できたが、労多くして功少ない感じ。
雑誌投稿プログラムの類でも、WAVファイルのまま連結するのと変わらない気がするし。
まあ、確かにファイルサイズは小さくなるけどね…。
おわり
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