2018/11/17

PC-8001の修理メモ(未完)

相も変わらずBASIC写経を続けているが、入力そのものはエミュレータやツールを使用して『最大限の楽』をしているものの、自分の中でのルールとして『実機でも遊べる事』に重きを置いている。

そのため、所有しているPC-88がPC-8801FAでCMT端子がオプション、尚且つシステムディスク類も無いため、N-BASIC及びN88BASICの入力をスルーしていたが、 ハードオフでPC-8001のジャンク品を購入したので、整備がてら分解確認した事のメモ

(以下メモ)

購入した物の状態

  • 後期型のようで、RAMは32KB実装されている
    本体カバー内部の印字では昭和57年5月頃のロットのようだ。
    …洗ったら消えちゃったけど。
  • マニュアル類、PCGボード等の内蔵オプションは無し
    但し、データレコーダーとケーブル類は全て揃っていた。
    グリーンディスプレイ用のケーブルを自作しないで済んだ事はありがたい。
  • キーの一つに軸折損&キートップ紛失
    但し、全てのキーにおいて、スイッチ部不良は無し。
  • 内蔵スピーカーの老朽劣化でコーン紙剥離
  • 小汚い&内部に信じられない量の埃蓄積
    『ジャンク道とは他所様の御宅の押し入れの匂いを嗅ぐことと見つけたり』
    汚れに関しては笑って済ませるが、この状態で通電したハードオフの技量の無さは許せない。

とりあえず、洗浄後のチェックではN-BASICの画面が表示されることを確認できた…が、何かおかしい。

故障部位の確認(未確定)

映像が表示されることは確認できたが、

10 PRINT "HELLO"

 …こんなものでも何故か実行結果と共にありえない行番号でsyntax errorが出てしまう。
リストを取るとN-BASICのROM内容を表示している(?)のか、ステートメント一覧のようなものが表示される。

ネットで調べてみると、PC-8001は機械語モニタを持っていて

MON
*TM


と入力するとRAMチェックを行うようだ。
<参考>

結果は…それ以前の問題でホットスタートがかからず、どのRAMが不良か特定できず。

代替手段として、
  1. 標準RAM領域(と思われる)RAM9~16のみでチェック
    暴走はしなくなったようだ。
    TMコマンドのRAMチェックもパスする。
  2. 取り外したRAM1~8を1個づつRAM9と差し替えてチェック
    結果は全て正常。
とりあえず、入手しづらいRAMが壊れていなかっただけ良しとしようか…。
どこぞのロジックIC不良と思われるが、特定するのには時間が掛かりそう。
どこかでコッソリと回路図を見れないものか…。

(メモのメモ)
PC-8001に実装されているRAM

NEC uPD416C-3 (1bit×16kB DRAM 150ns) 

このタイプのDRAMはTMS-99x8AシリーズのVRAMでよく目にするが、例えばSord m5のVRAMはTMM416-P3(200ns)を使用している。
ピンアサインや電気的仕様が同一でも、アクセスタイムが不一致なものは当然として、一致していてもメーカーを統一した方が良いのだろうか?

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