(以下メモ)
仕様について
Retron77はRetron5やレトロフリークのように、オーディオの調整やスキャンラインを入れる等の気の利いた機能は無く、単にHDMI出力可能な互換機と考えた方が良さそうだ。一応、6スイッチボタンの Atari2600相当となっていて、加えて画面の16:9/4:3切換とステートセーブ/ロードボタンがある。
あと、『Fly』というボタンがあるが、これは何をするものかよくわからず。
意図的にバグを起こすような事が書いてあるが?
SDカードよりhomebrewゲームなどを読み込む事は可能だが、カートリッジに挿したゲームの吸出しはプロテクトの有無に関わらず行わないので少し不便。
また、ファームウェアをSDカードに持つ様子で、SDカード無しでは起動しない。
エミュレータはstellaが採用されているが、バージョンが3.7.3と今から4~5年前位の古いもの。
互換性について
手持ちのソフトのうち動作しなかったものは- surround
- pong sports
- outlow
- Miner 2049er
- STARWARS the ARCADE
Miner2049erとスターウォーズ動かないのは痛い…。
自分はアーケードゲームの移植作品をメインに収集しているので、ピットフォール(Ⅱ)やHERO等を持っていないので、これらが動作するかは買ってまで調べない。
SDカードについて
前記の通りSDカードにファームウェアを持たせるようだが、公式サイトのSDカードイメージが404になっているので、バックアップを取った方が良さそう。その場合、ファイルコピーではなくてSDカードのイメージを作るべきか?
一応、付属の128MBSDカードから2GのSDカードへイメージを書き出して動作することを確認した。
公式にも『R77 Community Build』というものがあり、これを導入するとstellaと同じインターフェイスとなり、バージョンも3.9.3となるがカートリッジの読み込みは改善されない。
これを入れるメリットは、SDカードに入れたゲームを遊ぶ場合に、Flyボタンを押すとメニューへ戻るようになっているが、少しバグっぽい。
電源投入後の1度めしか効いていない様子。
自分はTV-BOYをダンプしたものを遊ぶために入れたが、カートリッジで遊ぶ事をメインにするならば、無理に適用することも無いか?
Community Buildは公式よりもAtari Ageのフォーラムを見た方が良いかも。
コントローラーについて
Atari2600を模したジョイスティックが1本付属してるが2ボタンとなっている。分解確認まで行っていないが、2つのボタンは機能的に同じのようだ。
個人的には、ファミコンのハドソンスティックのように、左手でレバー操作ができるようになったのは嬉しい。
このジョイスティックは実機でも使用可能。(試したのはAtari 8bit PC)
逆に、MSXやセガ8bitのような「アタリ仕様」のコントローラーをReteron77で使うこともできる様子。
(余談)その場合、連射コントローラーやメガドライブパッド等のICが入ったものは使えない。
日本ではMSXなどの古いPCや、セガのようなDSUB9ピンコネクタを持ったコントローラーを十把一絡げ「ATARI仕様(規格)」と呼ぶが、これは間違いとまでは言わないが少し意味合いが違う。
じゃあ、『拡張ATARI仕様』なら良いかと言うと、それはそれで説教臭いようにも感じる。
個人的には日本独自のものとして『アタリ仕様』とカタカナで表現することを気に入っている。
あと何度も書いている気がするが、MSX等のオールドPC用コントローラーはAtari2600実機には繋ぐな。
(余談終り)
憶測だが、コントローラーコネクタの7ピンから5Vが出ていない。
パドル等のコントローラーも使用できるようだが、探しても見つからないので未確認…。
但し、「サーカス」がパドル専用だったと記憶しているが、ジョイスティックでも操作できた。
記憶違いかもしれないが、実機で遊ぶ時に要確認。(100%しない)
(追記)
stella6ベースのファームウェアが出ている。
但し、カートリッジの吸出しが改善するものではない。
>SDカードイメージが404になっているので、
返信削除あちらのリンクに一部抜けがあるようです。
以下のリンク先でダウンロードできる模様。
https://www.hyperkin.com/Download/r77image.img
情報ありがとうございました。
削除こちらの記事のおかげで、挿入済みのmicroSDが壊れている事に気付いて無事起動できました(笑)ありがとうございます。
返信削除https://t.co/r9InCLaQnq
手持ちで試した限り、こんな結果になりました。
所有している実機は6スイッチ(AV改造済み)ですが、それより良い結果が出る事もあるようですね。
あとは、Starpath SuperChargerのゲームをまとめたCDに入ってたROMも動きました。
flyボタンですが、これは「スイッチをがちゃがちゃする」裏技に使うものです。
その様子が「炒め物に似ている」という事で、そんな表記なのだとか。むしろ「痛め物」ですけど(笑)