2019/05/26

今更人に聞けないMSXのディスクイメージのこと

数年前からopenMSXが対応している「DMK」形式のディスクイメージについて、この形式は市販ゲームソフトなどのプロテクトごと(トラック・セクター情報を内包するという表現が正しい?)イメージ化・書き戻しが可能らしいが、とりあえずイメージ化だけ成功したのでメモとして。

結果から言うと、ファイラーなどでプロテクト外したものをDSK形式でイメージ化した方が良いと思う…。

(以下メモ)

DMK形式にについて

 元はTRS-80というオールドPCのエミュレータ用のディスクイメージ形式のようだ。
openMSXのDOCフォルダ内に詳細ドキュメントあり。

トラック情報などを内包するので、ファイルサイズはDSK形式より肥大化する。

ツールについて

 DMK CreatorというMSX実機でイメージ化を行い、PC側でイメージデータ結合するツールあり。(これ COPY /Bではダメなのか?)
※探した中ではこのスレッドにあるものが最終版の様子

PCにFDDを接続してイメージ化するようなツールも探してみたが見つける事はできず。
オリジナルのTRS-80用のツールならば古いDOS機用のものがある様子だが、環境を揃えられないのでDMK Creatorを使用する事にした。

DMK Creatorについて

 このツールはDSK形式・DMK形式の両方のディスクイメージを作成できるが、DMK形式の場合は作成可能な機種(持っているFDC)を選ぶようだ。

手持ちの機種では東芝製のFDC(TC8566A?)を使用した機種
  • パナソニック:FS-A1GT
  • パナソニック:FS-FD1A(外付けFDD)
  • 三洋:PHC-70FD2
…これらでは『チップセットが未対応』とエラーメッセージが出て作成できず。

WD製のFDC(WD2793?)を使用した機種(ソニー:HB-F1XDmk2)ならば作成可能だが、この場合もソースのFDDをHB-F1XDmk2、書き込むFDDをFS-FD1Aというやり方では失敗した。
ならば、ソニー製の外付けFDDならばこのやり方でも作成できるのか興味はあるが、そんな所にお金使っていられない…。

また、このツールは1MbyteくらいのRAMカートリッジが必要。
無くても作成自体はできるかもしれないが、1枚のFDをイメージ化するのに100回位FD交換が必要。(本当に最後まで完了するのだろうか…)

自分はPlaysoniqを使用したが、『Playsoniqは拡張RAMに使える』という事をなかなか思い出せずDMK形式でのイメージ化を諦めかけた…。


プロテクト外しは『タブー』と言うか、あまり気持ちの良い話じゃないから、今となっては情報も手に入らないが(バッ活の電子書籍版くらい?)プロテクトを含めたディスクイメージ化は方法の一つとして有りだとは思うけれど、個人的な気持ちとしては冒頭の通りで『パーティーの余興』のような…。


(追記)
試していないが、こちらのツールでDMK形式からDSK形式のディスクイメージにコンバートできる様子。
その場合、ディスクエラー情報の扱いはどうなるのだろう?

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