2014/12/07

PlaySoniqに関するメモ

MSXでセガマークⅢ・セガマスターシステムのゲームが遊べちゃったりするPlaySoniqを今更買ってみたが、発売から5年近く経っているのに思っていた以上に情報が乏しいので、調べてみたり遊んでみたりしたことのメモ書き。

PlaySoniqのできること

  • RAMカートリッジ
    容量は16MBで通常時は4MB×4サブスロットになっていて、最終スロットがSCC代わりになっている。
    ここらへんは変更可能で、例えば16MB×1スロットにも出来るけど用途あるのだろうか・・・。
  • MSXのPSG音源をSCC音源に差し替えできる
  • MSX1のゲームを2画面出力できる
  • セガマスターシステム・SG-1000のゲームをMSXで動作できる
    ・・・FM音源対応ゲームはFM-PACなどのMSX側の音源が鳴動する
  • SID音源(コモドール64の音源)を鳴らすことができる
・・・端的に説明するとこんなところか。

PlaySoniqのできないこと

PlaySoniqの内部設定をEEPROMなどで保存していない。
従って、セガのゲームはともかくとして、MSXのゲームもMSX-DOSなどでPlaySoniqの設定後にローダーからイメージデータ起動するというシーケンスが非常に面倒くさい…。

PlaySoniqからの映像出力は、RGBとコンポジットビデオが取り出せるが、出力先の装置によっては両方接続していると不具合が出るようだ。
FRAMEMEISTERに両方接続していたところ、RGB入力の時はコンポジットビデオのプラグを抜かないと映像が表示できなかった。(その逆はOK)

マスターシステム用ゲームで、海外製・日本製の本体でタイトルなどが変化するゲーム(例えば中華大仙) のリージョン切換えはできない。

マスターシステムのゲームをTurbo-rの高速モードで遊ぶこと(未確認)

ツールについて

ローダー等のツールは公式ココにあるものが全てのようだ。
セガ用のローダーは、今でも公式のBASICで作られたローダーしかない様子。
MSX用のローダーは、似非SCC互換らしいから色々なMSX-DOS版ローダーが使える…はず。

1chipMSXで使用時の注意点

1chipMSXでの動作確認は、公式では行われていない様子だが問題なく使える。
但し、ファームウェアと言うか、FPGA書き換えでMSX2+化したりしていると不具合が発生する。
(PlaySoniq内のRAMをセガ用に設定しようとするとハングアップするみたい)
現時点では、KdL氏のOCM-PLD PACK v3.2で不具合あり。v3.2.2以降では正常になっている。

セガのゲームについて

PlaySoniq内部にセガVDPを持っていて、これによりマスターシステムのゲーム画面が出力される。
型番から見るとマスターシステムⅡのVDPが載っているが、基板上にはマークⅢ用のVDPも実装可能にはなっている。
恐らくPALモードのために、マスターシステムⅡ用のVDPを採用したと思われる

コントローラーは、MSXのジョイスティックポートや、キーボードのカーソルキー等を選択できるが、ウッディーポップのような特殊コントローラーを使用するものは操作できない。
また、セガマークⅢ+FM音源ユニットで不具合が発生するゲームは、MSX側のFM音源使用・不使用に関わらず操作不能になる様子。(ピットポットで確認)

SG-1000シリーズや自作ゲームも動作するが、SMS Power!などの海外勢が作ったマスターシステム用ゲームの一部は画面が壊れる様子。
これは海外版マスターシステムのBIOSを参照しているためと思うが、BIOSの無いセガマークⅢ、メガドライブ+マスターシステムコンバータ、PlaySoniqで三者三様に壊れ方が違うのは何故なんだろうか?

MSXのゲームについて

MSX1用のゲーム映像を、セガVDPのTMS9918互換モードを利用して、PlaySoniqからも出力できるが、パレットが異なるためゲームにならないものもあり。
そもそもセガVDPのTMS9918互換モードって、何でこんなパレットになっているんだろう?
また、全てのMSX1用のゲームが出力可能なわけではなく、手持ちのゲームソフトではコナミ製のものと、ザナックしか出力できない様子。
これについてはMSXBIOSのVDPルーチンを使用するか、直接VDPレジスタを読み書きするかの違いらしいが、使用したツールで差が出ないか調査してみた。

今のところ使用できるツールは、
  • 公式のBASICローダー
  • 公式のBOTHVDP.COM
  • ユーザー作成のDUALVDP.COM(MSX1専用)
以上の3つがあるが、少しだけ解析してみた限りでは「DUALVDP.COM」がMSXのVDPポートのアドレス番号調べたりと、一番まともっぽい作り。
MSX1専用だが、$0032:C2→CAとするか、$0032~$0034を00(NOP)で潰せばMSX2以降でもとりあえずは動作する・・・が、結果としてはツールによる差は無し。
 MSX1実機じゃないとダメということは無いと思うんだけどな・・・。

それにしても、コレなんだろう?TMS9918の正しい発色に見えるが??
ツイッターのフォロワーさんの情報によると、ゲームギアのEverdriveはSG-1000のゲームを正しいパレットで表示するための機能(ハード?ソフト?)があるらしいが、この機能を想像するとマスターシステム用の画面モードに強制的に切換えして、パレットデータをTMS9918と似たものに置き換えしているのでは無いかと思うが、MSX側と同時に出力となると、パッチはPlaySoniq内のFPGAが行ってくれないとダメだと思うが・・・そんな機能無いっぽいよ。

PSGのSCC差し替えについては、良くも悪くも「とりあえず鳴る。」
まあ、コナミ製のゲームのように、SCC専用にチューニングされてるわけじゃないからね。
それでもイースみたいな元のデータが良いゲームは結構良い感じ。
もっともイース辺りは、初めからFM-PACに対応して欲しかったなぁ・・・。

その他のゲームについて

PlaySoniq側のVDPとPSGのポート番号が変更できることから、他のZ80+TMS99系VDP+SN76489を使ったゲーム機も、ローダープログラムさえ書けば動作すると思われる。
現に、PlaySoniqの箱にコレコビジョンのマークが入っているが、誰もローダープログラムを開発していないみたい。

公式のBASICで書かれたローダーの、マシン語データ解析して作ってみようかな?
もっとも、MSX用のコレコビジョンエミュレーターが既に存在しますが・・・。

誰のためのものか

「セガ大好き」「MSX大好き」の海外勢にとっては、SG-1000ゲームが動作して、マスターシステムのFM音源対応ゲームの曲が聞けるという大きなメリットがあるが、日本人の実機厨にはメリットありませんでした・・・。


(追記と言うか駄メモ)
1年位前に話題になっていたMSX2版の勝手移植ストⅡが名前を変えてリリースされた模様。
完全にアウトな作品だと思うけど、フェイクじゃ無かったことが凄い・・・。

大きなファイルをMSX実機に送る手立てが無いから、SDカード経由で1chipMSXに送ってテストしてみたが、これが動かない。
・・・そりゃそうだ。ファイルサイズが2M「ビット」じゃなくて、2M「バイト」だもん。

という訳でPlaySoniqの恩恵を初めて受けた(笑)
コレMSX2でも十分動くけど、いつかturboRで動作チェックしてみたいな。

(追記2)
MSX-DOS用のSG/SMSローダー出てた。(リンク)
試してみたけれど、このローダーの映像出力設定はPALがデフォルトになっている模様。
Playsoniq標準だとNTSC設定になっていたような…再確認必要。

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