メイン基板の種類について
確認しただけで3種類ある様子。どれが正式な型番なのかよくわからないけれど、- CPC-41 94V-0 … 台湾製のもの。(参考)
- CPC-41 94V-1 … 台湾製のもの。所有しているのがこれ。
「94V-0」の基板と何が違うか見た目では判断できず。
※「COLECO 73192」というICは、本来ソケット化されていません。 - 型式不明 … CBS製のもの。PAL仕様か?
大きく異なるのが、CPUとRIOTがワンチップ化されていて、RFモジュレーターがユニット部品になっている。(参考)
RFモジュレーターユニットについての疑問点
CBS製のものに実装されていたRFモジュレーターユニットは、本当にPAL版なのか型式からはトレースすることができなかったが、これはINTELLIVISIONに取付されているものとメーカーが同じのようだ。アメリカ向けのVHFチャンネルのものだと、ASTEC UM1285-8になるのだろうか?
参考として所有している北米向けのINTELLIVISIONⅡの写真。
この事についても、「94V-0」「94V-1」で(PAL向けの?)RFモジュールユニットが実装されているもの、逆にCBS製と同等の北米向けGEMINIが販売されていたかは分からなかったが、何故なんだろうか?コストの問題かな??
とりあえずメモ用に書いた回路図と、ビデオチップ周りの部品番号を調べた時の写真を置いておきます。
よく調べていないけれど、コレコビジョンのATARIモジュールも同等か?
ビデオ出力化改造について
回路を調べてわかったが、部品の定数を変更して、RFモジュレータICへ入力しているビデオ信号を反転させてあげれば余計な回路は不要。よく見るATARI2600のA/V化回路図を参考にして、部品の定数を変更してみるとこんな感じ。
信号の取り出しも空いているパターンを流用すると綺麗にまとまると思う。
R20の代わりに入れたダイオードや、Q4のトランジスタはとりあえず手持ちのものを使っただけで、特に意味は無し。
むしろ、Q4は2N3904を使った方が取付け向きを逆にしてあげれば良いだけなので簡単。
S-ビデオの輝度とコンポジットビデオがイコールになっているのも深い意味無し。
S-ビデオでモニタに表示するときに、C28の有無で特に映像の変化を感じなかったので、本体のアンテナ端子からコンポジットビデオを取り出せるようにしただけ。
モニターに表示するとこんな感じ。
(S-ビデオ)
(コンポジットビデオ)
不明点
前回の記事に、「ムーンパトロールと、ロックンロープのタイトル画面が表示されない問題も輝度を上げてあげることで解決した。」とあるが、これは半分間違い。「FRAME MEISTERに接続した時は解決した」という方が正しそう。
現在使用しているLCDモニタに接続した時は、輝度のレベルを上げても解決しなかった。
オシロスコープで映像波形を観察してみると、例えばムーンパトロールのタイトル画面では水平同期信号の周波数が変化してしまっている様子。
よって、LCDモニタは仕様通りの映像しか受信出来ないからダメ、 FRAME MEISTERは入力のレンジが広いから受信できたと考えたがどうなんだろう?
海外のフォーラムで調べてみたが、これといった情報は見つけられず。
(続きあり)
(追記)
2チップ版のNTSC用と思われるジェミニを見つけた。(参考)
ネットで調べると見つかるジェミニ/コレコビジョンのATARIモジュール用のT.I.Aクローンチップは、全てNTSC用のようだが、PAL版は別にチップがあると思われる。
少なくとも、CPU用とは別に(音声用?映像用?)4MHzと思われるクリスタルオシレータが乗っていることから、その接続ピンがあると思われるが、ネット上で見つかる写真からは判断できず。
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