2014/09/03

スーパーカセットビジョンに関するメモ

少し遠いハードオフに足を運んでみたところ、付属品無しのスーパーカセットビジョンとソフト9本がかなりお手頃な値段で入手できた。
これ全てバラ売り状態だったのだけれど、まとめて売った方が良かったんじゃないか?

とりあえず遊べるように分解して調べてみたことのメモ書き。

電源について

本来のACアダプターはΦ2.1のセンターマイナスのもので、 出力電圧はDC9Vらしい。
他のゲーム機のACアダプターだと、セガマークⅢ用(だったかな?)の型式:SA-150辺りが転用できるけど、スーパーカセットビジョン本体内の電源コンデンサ(容量2200μF)の耐圧が10Vとなっている。
電子回路は詳しくないが、コンデンサの耐圧ってもっと大きいものを選定しなくても大丈夫なのだろうか・・・とりあえずは使用できたけどちょっと怖い。

電子パーツ屋さんで小型スイッチングACアダプターを買えば、もう少し小容量のコンデンサでも良いのかな?

 映像出力について

既知の情報として、スーパーカセットビジョンは標準でアナログRGB端子を持っているけれど、本体背面のスイッチでRF(1-CH,2-CH)とRGBを切り替えて使用するようになっている。
このスイッチが「RF」の時にもRGB端子からの信号は出力されている様子であるが、B信号のみが出力停止状態となる。
・・・もしかして、スイッチが「RF」の時はビデオチップ(EPOCH TV-1)の出力がRGB信号から色差信号に切り替わっているか?

オシロスコープで映像信号波形を観察してみたが、コンデンサの容量抜けのためか、かなり歪んでいてハッキリとはわからなかったものの、少なくとも複合同期信号が輝度信号に切り替わることが確認できたので、ケーブルを作ってFRAME MEISTERへ直結してみた。
結果としてはコンポーネント信号に切り替わることが確認できたが・・・Y,R-Y,B-Yの各成分が1ドット位ズレている感じ。
TMS9928Aのコンポーネント出力化で作った変換回路を通してみたが、スーパーカセットビジョンの映像出力では使用出来ずちょっと残念。

そうなるとRF信号作っていると思われるIC(μPC1076C)は、初代カセットビジョンと同じようにLM1889Nに近いものなのかな?
恐らくここからコンポジットビデオ・Sビデオを取り出すこともできるのではないかと思うけど、RGB出力を適当な機器で変換した方が確実だよな・・・。

コントローラーについて

樹脂(ABS?)の材質が本体と違って堅く、経年劣化でネジ穴がすぐに割れてしまうところ。接着剤で補修してもネジを締めるたびに別の部分からバリバリ割れてしまう。
頻繁に開け閉めはしないとは思うけれど、どうやって補修(補強)しようか?


スーパーカセットビジョンは当時全く興味が無かったし、デパートの試遊台で数回遊んでみた記憶しか無いけれど、調べてみると面白そうなゲームが結構あるんだな・・・。
さて次はいつ巡り会えることやら。

1 件のコメント:

  1. 1ピンと4ピンをショートする方法がありました。
    http://dempa.jp/rgb/heaven/g_scv.html

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