(以下メモ)
メイン基板のリビジョンについて
とりあえず調べた限りでは
- NTSC版と思われるもの
- REV.H2
- REV.H2-1
- REV.J (所有しているのがこれ)
- CBS版(NTSC以外)と思われるもの
- REV.B(?)
- REV.D
CBS版の違いはここでは省くが、NTSC版の違いについては、REV.H2とREV.H2-1では一見して改修点の判別できず。
REV.Jでは、REV.H2及びREV.H2-1でジャンパー線が他のパターンと接触してしまう部分が改修されている。
これ1台づつジャンパー線を手で除けていたんだろうか…。
(画像はwikipediaのREV.H2-1の写真を拝借)
ちなみに、 チップメーカーは統一されていない様子で、例えばCPUであればZ80だったり、NECのD780C-1だったりするようだ。
メインボードの回路図について
ネット上で、「colecovision schematic」で検索すると、Dan Boris氏が書かれたREV.H2-1の回路図が見つかるが、ラベル名が見切れてしまっているのはともかくとして、あてにならない様子。手持ちのREV.J基板を元に7割くらい検証してみたが、接続図としてはExpansionポートのピン配列(信号名)などに間違いがある程度だが、部品番号・定数はメチャクチャ。
RFモジュレータ基板については、メイン基板REV.Jにも「75745 REV.F」のRFモジュレータが実装されていたが、こちらについては全く参考にならず。
RFモジュレータ基板はともかくとして、前述のWikipediaの写真と比較してみたが、部品番号・定数はメイン基板REV.H2-1とREV.Jでは差異がないように見えたのだが?
もしかしたら、この図面は書きかけで、コピー・ペーストしたそのままなのではないかと思う。
その他の回路図の情報としては、ColecoVisionのテクニカルマニュアルに回路図が載っていた様子だが、Internet Archive探してみても完全なものは見つからず…。
もう一つは、ADAMシステムのデルタボードの回路図があるが、ColecoVisionのメインボードと完全一致では無い様子。
しかし、Expansionポートのピン配列や挙動は、この回路図を元にするのが一番わかりやすいみたい。
但し、ADAMシステムデルタボードのExpansionポートに接続されるバスラインには、スリーステートのバッファが入っている様子。
※Colecovisionのテクニカルマニュアル及び、ADAMの回路図はこちらのサイトを参照させて頂きました。
ADAM NEWS NETWORK
解った事と疑問点
以前に書いた通り、ExpansionポートからColecoVision本体のメモリや、I/Oコントローラーを切り離すことが可能であることが解ったが、ひとつ疑問点が湧いてきた。IntelliVisionもそうだが、外部音声・映像入力があるのは何故なんだろう?
外部音声については(ColecoVisionでは発売されていないけれど)当時色々なハードのオプションにあった「スピーチモジュール」などに使えるけれど、映像入力は何を目的にしていたのだろうか。
将来的にV9938のような後継VDPが出る事を予測していたのか、それともATARIモジュールありきの設計だったのかどうなのか。
どこかでIntelliVisionモジュールを出す気もあったような記事を読んだ気もするが、探してみてもソースが見つからず…。
仮にビデオゲームクラッシュが起こらない世界があったとしたら、NESモジュールやSNESモジュール辺りを出してしぶとく生き残ったのか、それとも当時の山内社長から一蹴されて終わりだったのか…。
ファミコン誕生の経緯から察するに、多分後者だろうなw
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