2014/01/20

TMS9928のコンポーネント出力に関するメモ

SC-3000をTMS9928Aに置き換えて、なんとなく回路を作っていたら偶然にもコンポーネントビデオ出力化ができた。
色味は未調整なので、かなりえげつない発色しているが、黄色も青も出たみたい。
・・・ただし、何故できたのか本人がさっぱり理解しておらず。

(疑問なところ)
  1. TMS99系の映像信号
    データシートによると、ソースフォロアとなっているから負荷を接続してあげないといけないと思うが、プルダウン抵抗は何Ωにしたら良いのか?
    データシートの英文では、(訳を間違っていなければ)330Ω推奨となっているが、模式図や、参考データでは470Ω抵抗を接続となっている。
    他のTMS9918A,9928A,9929Aを使ったゲーム機などでは、調べて観た限りでは、

    ・コレコビジョン:390Ω R-Yのみ1kΩ(?)
    ・TI-99/4A,SC-3000,ぴゅう太:560Ω

    ・・・この2種類しか見つからず。
    プルダウン抵抗の値を変えてみても、映像そのものには影響ないようだが?

    また、バッファアンプはいらないのかもしれない。
    SC-3000は、元々TMS9918Aのコンポジットビデオ出力用に、トランジスタでアンプが作られており、TMS9928Aに置き換えするとY信号がアンプを通ることになるが、アンプを通さず直結でも特に映像が不安定になることはなさそう。
    (XRGB-miniに接続した場合と、液晶モニタに直接接続した場合で確認。)
  2. B-Y信号について
    オシロスコープでB-Y信号を確認すると、例えばスターフォースのタイトル画面や大陸のタイル部分が表示されると、B-Y信号は正電圧の方向に振れることから、やっぱりB-Y信号が「大」で青なのは正しい様子。

    ならば、そのままB-Y信号を受信機器に接続した場合に、画面が真っ青になったのは何故かというのが分からない。
    ここらへんが、海外のオールドゲーム機フォーラムでも、「何故?何故?」となっていた様子。

    その言及の中で、「B-Y信号をポテンショメーターで絞ったんだから、B成分と一緒に-Y成分も小さくなったのではないか?」「ならば、-Y成分を大きくするために、B-Y信号とY信号を差動増幅したらどうか?」・・・というものがあった。(訳が間違っていなければ。)
    但し、これをやると色の調整が綱引き状態になってしまって非常に困難。

    もうひとつの疑問が、B-Y信号の負電圧側にチラチラとヒゲ状の信号が出ていて、これが無くなると黒が青として発色してしまう現象が無くなる様子。
    これがそもそもB-Y信号の発色方向を誤ったきっかけ。
    波形をよく観察してみると、同期信号みたいな感じだが何だコレ?

    (ch1がB-Y,ch2がY)
    もしかしたら、カセットビジョンもこの信号が含まれていたのかもしれない。要確認。
  3. B-Y信号の「ヒゲ」の取り方
    Y信号をLM1881Nに通して得た複合同期と、B-Y信号を差動増幅してみようと思ったが、誤って5番ピンのバースト/バック・ポーチ出力をオペアンプの反転入力側に入れてしまったら、これがうまくいった。(複合同期信号ではダメ)

    ・・・バースト/バック・ポーチ信号って何?^q^
    ※回路図は後で晒します
とりあえずはテスト用にユニバーサル基板で回路を作ってみて、他のTMS99系のゲーム機のテストと、結果次第でカセットビジョン自作再開してみる。

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