2014/01/24

TMS9928のコンポーネント出力に関するメモ(その2)

前回の続きで、作った回路を晒してみたり、他のTMS9918Aのゲーム機をTMS9928Aに置き換えてコンポーネントビデオ出力化してみたり。

作成したテスト回路

バッファ部も無ければ、各部品の定数も適当です。

他のゲーム機を表示してみた状況

※ワタクシ液晶モニタへ表示しているので、色の調整は不十分というか参考程度で。

(ぴゅう太)
色については、それなりだと思うが、SC-3000ではみられなかった縦縞ノイズが見られた。
(コレコビジョン)
キャプチャー画像だと解りづらいかもしれないが、青に酷いノイズがのっている。
但し、ノイズ分はB-Yではなく、Y信号に乗っている模様。
GNDのノイズがY信号に影響していると思う。
ゲームによってはあまり気にならないか。

調べてみて解った事と、分からない事

  1. バースト/バック・ポーチ信号について
    コンポジットビデオ信号の、水平同期信号後にカラーバースト信号が乗るタイミングのことのようだ。
    タイミング的には略イコールなので、LM1881Nの出力ではバースト/バック・ポーチとなっていたようだ。
    ということは、B-Y信号にはカラーバースト信号生成するためのトリガみたいな信号が混ぜてあるということ??
  2. TMS9928Aの違い
    使用したTMS9928Aは、TMS9928ANとTMS9928ANLというものを使用したが、Y信号へのノイズ有無などに因果関係は無いようだ。
    違いについては調べてみたが、詳細はよく分からず。
    温度仕様などが違うんじゃないかという情報もあるが、どうなんだろ?
    リードの長さはTMS9928ANLの方が長い。基板直付とICソケット用か??
  3. バッファアンプの有無
    今のところ液晶モニタとXRGB-miniへの入力で表示できることを確認したが、恐らく受信機器の入力マージンにすがっていると思う。
    ただし、ゲーム機本体内のアンプ部と切り離してTMS9928Aの映像生信号取り出し、かつ作成した回路は使いまわししているのに、ノイズ発生有無は何が影響しているんだろう?
    VDPへのパスコンは、SC-3000以外の機種では取付けされていないようだが、ここらへんも一因か。


(追記)
ぴゅう太の縦縞ノイズは、Y信号とGND間に、330pFのセラミック・コンデンサを入れることで軽減したが、コレコビジョンでは変化なし。

0 件のコメント:

コメントを投稿