2015/02/17

SEIWA Color Video Attackに関するメモ

少し前にハードオフで、SEIWA(正和?)というメーカーのColor Video Attack(model S-560)なるPongクローン機を買ってみたが、ネットで調べてみても全く情報が見つからず、また故障していたので修理してみたことのメモ書き。

(以下メモ)

このハードの情報

唯一こちらのサイトで、いつごろ発売されたものかは判明したが、買ったものに付属していたマニュアルや保障書からは正確な販売時期などに関する情報は得られなかった。

内蔵されているゲームICはMM57100Nで6種類のゲームが遊べることになっているが、練習モードと称して1つのパドルで2つのバーを動かすモードがあり、実質3種類のゲームしか内蔵していない。
回路図はMM57100Nのデーターシートに記載の回路図がすべてなので省略。

とりあえず、前述の通り全く情報が見つからなかったので、いくつか写真を置いておきます。
興味がある人もいないでしょうが・・・。

購入したハードの状態

  • 本体の外観
    古いゲーム機を買うとRFケーブルなどとの長期接触で、可塑剤(?)により本体のケースが溶けていることが多いが、目立った部分には発生しておらず問題ないレベル。
    でも、今後どうやって保管しましょうかね・・・。
  • 電池ボックスの金具腐食
    前のオーナーさんが電池を入れたまま保管していたようで、電池ボックスの金具腐食が酷い。
    ただし、ACアダプターが併用できるゲーム機なので問題視はしていない。
    (ACアダプターは別売りで、購入したものにも付属しておらず。)
  • 電源回路のトランジスタとツェーナーダイオードの不良
    前述の通り、乾電池(単2×6本)とACアダプター(DC12V)の併用できるようになっていて、電源回路はDC9V安定化→DC15Vに昇圧するように組まれているが、その安定化部分のトランジスタとツェーナーダイオードが壊れてしまっていた。
  • MM57100Nの不良
    致命傷・・・でも、若松通商に在庫あって入手できた(笑)
  • スピーカーの不良
    このハードはTVから音は出なくて、本体のスピーカーから音が出るみたい。
    経年劣化でスピーカーのコーン部分がダメになってしまっていたが、同型のスピーカーが見つけられず未交換。
    RFモジュールIC(LM1889N)の音声入力はGNDに接続されているが、RFでTVに接続すると音声ノイズが酷いのは仕様なのかどうなのか。
修理・整備して、とりあえず画面を表示できるところまではできた。
今更遊んでみてもつまらないかと思ったけど、ちょっと面白かったり(笑)
このハードは何台くらい現存するか知らないけれど、いずれどこかへ寄贈しようかな?
とりあえずは、オリジナルの形で保存しておこうと思っている。

でも、「オリジナルの形とは何か」と考えるとモヤモヤしますね・・・。
遊ぶことに重きを置くならば、ビデオ出力化などの改造は「あり」と考えているが、そうなると本体に穴あけ加工しなければならないし、コンデンサなどの部品交換した時点で厳密的にはオリジナルでは無いんだろうし。

かと言って、外観が綺麗な故障品をガラスケースの中に飾っていたって、それに価値があるのかなとも思う。

ここらへんの話は、もう何回も書いた気がするが、自分の中で永遠の課題。
う~~ん、う~~ん・・・

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