ログインに掲載されたMSXのプログラム(その2)

月刊ログインに掲載されたMSXのプログラムをポチポチと。
当時は「こんな長いプログラムとてもじゃないが入力完了しない」と思っていて、面白そうとは思いつつも何一つとして入力した試しがないが、“おっさん”という歳になってようやく重い腰を上げる。
エミュレータとツールを使用して最大限の楽をしていますが。

1984年1月号『タイニーライズアウト』

ライズアウトのお試し版。と言うか、高難易度版か。
“ライズアウトはロードランナーのパクリ”みたいに良く言われるけれど、うまく言葉では表現できないが、似て非なるもので各々の面白く感じる点の差異のようなものがあるように思う。
あとブギウギジャングルも。

1984年2月号『マイクロイリーガス』

こちらも市販ソフトのお試し版。
イリーガスの製品版は未所有なので違いは不明。
敵から逃げながら3Dダンジョンを散策するゲームだが、赤外線カメラの存在や、画像は荒いけれど曲がり角を曲がる際のダンジョンの見せ方など非常に良いゲーム。
チャンスがあれば製品版も遊んでみたい。

【メモ】
まだ最後まで遊んでいないので、もしかしたらエンドデモなどで表示さるのかもしれないが、作者からのメッセージにある『3D-PA????』『3D-XE?????』は何のゲームか？

Twitterで頂いたコメントではPACMANとXEVIOUSではないかとのことだが、3D-
PACMANならイリーガスそのもののような気がする。
3D-XEVIOSに該当するものはう～ん何だろ？

1985年4月号『DEMAND』

クォータービューのSTGだが、ビューポイントのように前後やザクソンのように高低移動は無く、左右+ショットのみ。
ステージやキャラクタがワイヤーフレームで描かれているのも良い雰囲気。
意図的なのか、ステージの芯がずれているので画面右側で戦い辛いのと、敵を倒した爆風に巻き込まれるとミスになる点が少し気になった。

1985年8月号『SEEK』

ゼビウス(直球)
誌面では隠れキャラ位置を記したマップが掲載されてるが、そういったものを見ながらSTGを遊ぶのは何十年ぶりだろうか。
全然関係ないけど、誌面ではシューティングゲームではなく“アクションゲーム”と表現しているのも新鮮。
動くわけではないが、背景の人(?)もなんとなく好き。
特に悪い点はないが、敵弾と自機の当たり判定が大きい点と、ジョイスティックで遊ぶ場合はショット撃ち分けができない点が少し気になった。

1986年6月号『グインウルフ』

【でばくと情報】
デバッグ情報や攻略法はこちらを参照。

【気になる点】
ラビッタ君の右肩のキャラ化け(?)が気になるところ。
誌面の小さな写真でも同様なので、ミスではなさそうだが…。

左肩のキャラクタとチャオの頭のキャラクタが形状重複しているので転用。
余った左肩キャラクタを反転させて右肩としてとりあえず修正した。

1986年7月号『スーパービルディング』

ビルを舞台としたアクションRPG。
ビルの外を移動するパートと、窓から侵入して敵と戦うアクションパートに分かれるが変化に乏しいため、他RPGのようなマップにダンジョン的な難易度を持たせる仕組みとして、移動パートのバルコニーに落とし穴を設置する方法をとってあるが、これが非常に意地悪な配置。
リストを少し直して一歩進む毎にFDへセーブする方法で進めた。
それ以外は、キャラクタは簡素ながらも動きが非常に良く、また自分と同等の敵を倒さないと経験が得られないなどシステム的にも練られているように思う。

1986年9月号『うにょん？』

画面を回転させてクリスタルを台座まで運ぶパズルゲーム。
第一印象としてはキャメルトライのプロトタイプのように感じたが、Twitterで得た情報によると実際に関係あるとか無いとか？
ゲーム内容も面白いが、起動時のアーケード基板のようなチェック画面や、10面毎のデモ画面など非常に良く出来た作品。

1987年4月号『パースペクティブ』

この頃にMSX2を買ってもらい、ログインだけじゃなく各誌“1987年4月号”には特に思い入れが強い。
そんな中で遊んでみたかった作品の一つだが、今になって遊んでみるとチョット辛いかな…。
敵の攻撃やマップ構成の難易度云々以前に、パワーアップが魔城伝説方式な点が遊びにくい。あと、3面のチェックポイント方式もいらない。
まあ、この作品が悪いという話じゃなくて、STGに撃って避ける+αの何かを持たせようと試行錯誤していたそんな時代。
なんとなく愚痴っぽくなったが、MSXのSTGとしてはハイレベルな作品だと思う。

【でばく】
タイトル画面に軽微な表示バグあり。
<参考>

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ミンナニナイショダヨ